名人・達人に聞く会

第53回例会報告

日本画から感ずる世界観と制作技法

講師 高田俊一氏 (日本画家)

 

日本画とは何か。洋画との違い。墨絵、油絵、水墨画、パステル画、等々との違い。

日本画の絵の具の違いだけではなく、日本画独特のもみ紙技法、下地の作り方、色の作り方。

遠近法など時代と共に変化する特殊な技法についての解説、また、日本画はもともと岩絵具を「にかわ」で定着させて彩色するが最近は樹脂系の接着剤が使われている。

岩絵の具は色の濃いい鉱石を粉にして不純物を取り除き、十五段階かけて乾燥させて出来ている。等々、簡潔にわかりやすく解説をしてくださいました。

高田俊一氏は『絵は人真似ではいけない。芸術世界の中で自分なりの技法を駆使して平面作品である日本画をより重厚に奥行きを感じさせるため絵肌を工夫した作品を描き続けます。今後は最近の科学素材などを日本画の中に取り入れた不可欠な新たな挑戦をしたい』と画歴五十五年の七七歳の画家は若さに満ち溢れています。

作品を描いている合間にボーリング、ハイキング、社交ダンス等のスポーツを楽しみ、また、「百人一首のかるた取り会」を主催するなど多趣味で体と頭を鍛えながら、町内の発行する会報に随筆を投稿したり、俳句も詠まれているとのことです。

中村眞一 記

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