名人・達人に聞く会

第33回例会報告

蚕(かいこ)は面白い

講師 小暮晴彦氏 (養蚕家)

 

小春日和の11月11日午後「蚕の一生」と友に「養蚕家の一生(養蚕一筋40年の歩み」を語っていただいた。

お蚕様に愛情いっぱいの小暮 晴彦さんは「蚕は面白い」とつぶやくが、ご自身のお話は、お蚕を通して、なお一層深くて面白い。

古今東西の蚕の歴史、古代中国、シルクロード、ヨーロッパ、富岡製糸場、蚕の蛾が飛んでいる浮世絵、「割愛」の語源、横浜からの生糸の輸出などについてのお話を展開された。

皇后陛下美智子さまが、皇居の紅葉山で蚕「小石丸」を飼育されて、「真夜こめて 秋蚕は 繭をつくるらし ただかすかなる 音のきこゆる」と読まれたお歌を、そして小林一茶・高浜虚子・ご自分の俳句「熱きまで 灯をさげて選る 秋の繭」を紹介。

又地元の小学生に蚕の体験学習を指導したこと。さらに蚕への飽くなき情熱と想い、未来への展望を語られた。

会場は、終始和やかな笑いに包まれて、予定時間をオーバーして終了。皆さんは、喜々として、晩秋の紅葉に染まった道を踏みしめながら帰路に着かれた。

尾野正夫 記

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