この会の記録となった200人を超す聴衆は、別に準備した二つのモニタールームも溢れんばかりの盛況。ここに白装束姿で登壇したのは多門院17代住職の柳沢弘仁さん。
ご住職は、日ごろから近隣の小学校の課外活動に協力しており、4年生になると教科書にも載る三富の開拓時代のお話を子供たちにしている。
今回もそのプログラムで、お話に使う紙芝居や絵図、籠やザル等の生活竹細工、説明版もそのまま持ち込んでのお話でした。「あき寺のばけもの」の紙芝居(スライド同時上映)から始まった爽やかな話しぶりに一同すっかり虜になってしまった。
三富は上富、中富、下富の総称で、江戸時代、徳川綱吉のお側用人で川越藩主柳沢吉保の命により、曽根権太夫が千ヘクタールを超すススキ野大地を開拓した地。
「住宅、耕地と広葉樹林」をセットにしてほぼ同等区画の整備は卓見で、180戸の入植者が助け合い、苦労を重ねて作り上げてきたという。最後にお寺で学んだ小学生の感想文を紹介しながらお話全体を振り返り、上手く公演を締めくくった。
途中、ビデオ機器の故障による中継ストップも。休憩を取りながらの応対で何とか乗り切り、話題の多い講演会となった。
望月善文 記
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